代表取締役 西田順生とは

18歳。生産管理と出会う

これと言った目的もなく、神奈川大学工学部工業経営学科へ入学した私。

 「世の中にこんな面白い学問もあるんだなぁー」
 ある日の講義で聴いた“科学的管理”と言う5文字が、ごく普通の少年の琴線に触れました。
 それ以来、私はどんどん生産管理(経営工学)に魅了され、ハンドボールに明け暮れた高校生時代よりも勉強に勤しみ、人生で初めて“ペンだこ”ができました。私のコンサルタント人生は、ここから始まったと言っても過言ではありません。

 「会社へ入っても、生産管理をやりたい!」そう思った私は、上司に直訴しました。それが奏功し、幸運にも生産管理(工程管理、原価管理、資材・外注管理、営業管理)の実務に携わることができたのです。

 最近つくづく、「自分がコンサルタントとして、それなりに世間に受け入れられるようになったのは、大学時代の基礎知識とサラリーマン時代の実務経験が大きいなぁ」と思っています。

 とりわけ、外注先や仕入れ先との係わりが多かった私はいつも、
「このような企業に生産管理技術を導入すれば、品質は上がり、コストが下がり、納期も守れるのに…。残念だなぁ」と思っていました。

国家資格へチャレンジ

 それから数年後、ある本がきっかけとなって、
「よし!独立して生産管理を教えよう!そのために国家資格を取ろう!」
――そう決めたのは1987年、29歳の時でした。

 そして私は経営技術コンサルタントの登竜門である“技術士(経営工学部門)”の称号を得るために、辛い受験勉強に没頭していったのです。サラリーマンを続けながら、途中挫折期間もありましたが、5年間と言う長い時間、帰宅後や土日はもちろん、お盆・正月・ゴールデンウィークをつぶしました。
 1995年、その努力の甲斐があって、ようやく合格証書を手に。その時は、とめどない涙が出て来ました。弱冠36歳の出来ごとです。
 そして翌1996年、私は西田技術士事務所を創業。独立直後から全国を飛び回るコンサルタントへ転身を果たしたのです。

大転換

 ところが、ある事件が、私のコンサルタント人生を変えました。
 その事件とは――。
 創業から5年程度、私のコンサルティング分野は現場改善、品質改善が中心でした。それはそれなりに効果をあげてきました。ところが、ある日、現場改善でようやく2円のコストダウンを実現できた製品が、明確な理由がないのに売価が105円から一気に93円まで値下げされていたのです。
「なんだこれは!現場改善なんかやっていても意味ないじゃないか!」
 それ以来私は現場改善がばからしくなり、コンサルティングの軸足を原価計算、値決め、作る前のコストダウンへと変えていったのです。
 当時その考えを本にしたのが、「粗利を2倍にする価格決定論」であり、「作る前にコストダウンする技術」なのです。(いずれもPHP研究所より出版)

 この本の出版以降、日本経営合理化協会様、三菱UFJリサーチ&コンサルティング様、みずほ総合研究所様他より、講師の依頼が次々と舞い込み、原価計算、値決め、コストダウンのコンサルティングが増加していったのです。

IPPを開発

 上記の事件は、2001年真夏の出来事でした。
 それから約5年間、研究と実践、実践と改善を繰り返し、ある商品を開発したのです。
 実はそれが「IPP」なのです。「IPP」は、より正確な原価計算をし、儲かる値決めを行い、コストダウンを強烈に推し進めることができる当社独自のコンサルティング商品なのです。
 この商品は、私の大学時代の基礎知識、サラリーマン時代の実務経験、技術士になるための受験勉強、その後のコンサルティング経験、合計39年間の集大成なのです。
 もちろん、この商品開発には、優良企業で実務経験を豊富積んだ当社の主任コンサルタントのノウハウも組み込まれています。

 このIPPは、2006年に開発され、営業利益をたった1年間で3.1倍にした実績ある商品です。この事実は拙著:「緊急!収益改善会議」「買いたたかれない会社の3つの戦略」(いずれも中経出版)にも書いてある通りです。

 当社は、IPPを核とした“製造業のための”収益改善コンサルティング会社です。
(IPPとは、Improve Profitability Programの略で、当社では「収益改善プログラム」と呼んでいます)